各国が規定する認証は基本的に「その国でのみの輸出入が可能な認証でしかない」事実が、ほとんど知られておりません。
これはハラル認証を「関税」のように位置づけ、経済的な動機を優先していることが背景にあり、土台となるシャーリア法典
より自国での経済活動のみを考えた認証であるため、多国籍間での同意を得られていないことも背景にあると考えられます。
また、海外では認可されていないハラル認証マークを発行する機関も多々存在しております。単に豚肉を扱わないことで
「ムスリム・フレンドリー」と名乗る飲食店が、ハラルに対する誤解を生んでいることもあります。今後は、海外で通用
しないハラル認証に多額の申請費用を支払うなどの被害も想定されます。